2025年1月1日よりFivetranのTransformations機能でdbt CoreとQuickstart data modelsを用いた場合に費用が発生します
さがらです。
今朝Fivetran社からメールが届いており、2025年1月1日よりFivetranのTransformations機能でdbt CoreとQuickstart data modelsを用いた場合に費用が発生すると記述がありました。
どのような費用体系となったのか、本記事でまとめてみます。
参考情報
基本的に下記の公式ドキュメントを参考にして本記事を作成しております。こちらの情報も併せてご確認ください。
Transformationsの費用体系
下図は公式ドキュメントからの引用ですが、この表の情報がTransformationsの費用体系となります。
ポイントは、このあたりです。
- 毎月5000Modelまでの実行であれば、無料であること
- 一例として、毎日150Modelくらいの実行ならば、150×30日=4500Modelなので、無料の範囲内となります
- 5001Model以上の実行は、実行されたModel数に応じて1Modelあたりの費用が異なること
- 対象となるのは、Quickstart data modelsとTransformations for dbt Coreだけ
- dbt Cloud OrchestrationとCoalesce Orchestrationは引き続き無償で利用可能
下図も公式ドキュメントからの引用ですが、1ヶ月に35000Model実行した場合にどのような課金となるかがまとまっています。金額としては285USD発生する形となります。
「Monthly model runs」とは
上記の表を見たときに、「Monthly model runs」という指標に基づいて費用が決まることがわかったと思いますが、この「Monthly model runs」とはなにか、以下にまとめます。
特に、ジョブの中で部分的に成功したModelや、ジョブの再実行時にまた同じModelを実行しても、それはMonthly model runsとして扱われることに注意が必要ですね。
- 1ヶ月の間に実行されたdbtのModel数
- 実行に成功したModelだけがカウントされる(実行に失敗したModelはカウントされない)
- ただし、ジョブの中で部分的に成功したModelは、Monthly model runsとしてカウントされる
- ジョブを再実行した際に成功済のModelを実行したら、それはMonthly model runsとしてカウントされる
また、Monthly model runsを確認するにはBilling & Usage
からUsage
タブのTransformations
タブを見ればOKです。(下図は公式ドキュメントより引用。)
最後に
2025年1月1日よりFivetranのTransformations機能でdbt CoreとQuickstart data modelsを用いた場合に費用が発生するため、その内容を本記事でまとめてみました。
dbt Coreの実行環境としてFivetranを利用している方は一定数いらっしゃると思いますので、ご注意ください!